もの食う犬

アジアのローカル食堂探訪記

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

新集美(Tin Chip Mui)

雰囲気のいいコピティアムを見つけた。老舗の佇まいと店内の活気に誘われて吸い込まれていく。奥で布フィルターを使ってザブザブとコーヒーを淹れているのが見える。聞いてみると、やはり海南系だという。定番のカヤトーストと半熟卵、それからアイスコーヒ…

新錦發茶餐室 / 亜九 美味沙爹

ムアルに着いた翌朝、中華系の食堂が多そうなところを歩いていると、大きめの食堂の前でサテを焼いているのが目に入った。まだそんなにおなかが空いてはいなかったので数本だけつまんだらちょうどいいかなと思い、豚肉のサテと腸のサテを頼んで店内に入った。…

海墘燒臘飯(Seaside Roasted Meat Restaurant)

ローストした豚肉がおいしいと聞いて行ってみた。街の中心部から少し歩いたところにある。壁に貼ってある新聞記事を見ると、豚肉は瓶(かめ)で蒸し焼きにしているようだ。まるでタンドーリチキンのよう。叉焼麺の上に無造作にのせられたローストポークは見…

淇園(Kie Yuan)

亜参魚(アッサムプダス)のおいしいお店。しかし、女将の推しは咖哩魚だ。前回私が彼女の強いプッシュを退けて亜参魚を食べたことを覚えていたようで、私の顔を見るや否や「咖哩魚ね」と。そういうつもりで来たのでそれでお願いした。 スープ部分以外は亜参…

Jim Coffee Shop

バトゥパハにはおいしいミーレブスのお店がある。ミーレブスはマレー系の麺料理だけど、ここは華人の食堂。壁にあるメニューには漢字で「爪哇面」の文字が見える。中国語ではそう呼ぶらしい。爪哇とはインドネシアのジャワのことなのだそう。 黄色い中華麺に…

福香茶室(Fu Xiang Kopitiam)

夜になって軽く点心をつまみたくなり、小雨の降る中を歩いて出かけた。福香茶室は日が沈む頃から始まる点心のお店。雨が降らなければ路上に並べたテーブルが飲茶を楽しむ人たちで賑わう。自家製の豚の点心はどれもおいしかった。 福香茶室(Fu Xiang Kopitia…

南亞園茶室(Kedai Kopi Dan Makanan Nam Wee)

古くて雰囲気のいいコピティアムの店頭でアパムバリックを作っている。地元の人気店のようで客足が絶えない。ケースには「麺煎糕」と書いてある。このお菓子にはたくさんの呼び名がありスタイルも様々で、インドネシアのマルタバマニスなどはパンケーキのよ…

Asam Pedas Man Cathay

バトゥパハはアッサムプダスのお店が多い。マレー語でアッサムはすっぱい、プダスは辛いという意味。その名の通り、辛くてすっぱいハーブ香る赤いスープだ。バトゥパハで目にするのは魚のものばかりだけど、鶏を使ったものなどもあるらしい。卵焼きや塩卵、…