出歩くのが億劫で病院でごはんを済ませたはずなのに、ごはんを食べたら冷たいものが食べたくなってしまった。早速ミンブリー市場へ向かう。ミンブリー市場の隅にナムケンサイのお店がある。ナムケンサイ（น้ำแข็งไไส）とはかき氷のことで、ワーンイェン（หวา…

ミンブリーにある総合病院までやってくると、せっかく町に出てきたからこの辺りで何か食べていこうかなと思う。でも、この日はそれが少し億劫だった。それに病院の食堂においしいお店があるから無理にどこかへ出かけていくこともない。食堂は複数のブースか…

クアラルンプール国際空港のエアアジア専用ターミナル（KLIA2）には、コピティアム形式の飲食店がいくつかある。いつもお馴染みのOldTown White Coffeeに行くのだけど、いかにも南洋のコピティアム文化を再現したかのようなカフェレストランが新しくオープン…

新儒記で牛腩粉を食べたあとはまっすぐここにやってきた。いつものおじいさんに「ABCか？」と聞かれる。ABCとは、air batu campurのこと。アイスカチャンともいう。マレーシア式のミックスかき氷だ。氷の上から椰子糖シロップや練乳などいろんなものをかける…

スレンバンでの楽しみの一つが牛腩粉だ。海南由来のビーフヌードルで、汁ありは普通のスープ麺だけど、汁なしは粘度の高い独特なビーフ餡をかけて食べる。スレンバンにはおいしいお店がいくつかある。一番のお気に入りはスレンバン中央市場の2階にある新儒記…

中華系の飲食店の多くは朝わりと早くに始まり午後には閉まってしまう。日が沈む頃、しっかりと食べられる中華系の食事処はないものかとうろうろしていると、ある一軒が目に留まった。ヌードルハウスと謳っているが、実際は幅広いメニューを扱う中華レストラ…

よく前を通るのに一度も入ったことがないコピティアム。試しに覗いてみると、小さな店構えながら料理のメニューが豊富だ。海南鶏飯やポーク/チキンチョップなどがある。しかし、どうもいきなり料理を頼む気にはなれず、いつもの朝ごはんを注文する。パンには…

ムアル市街を歩いているとサラワクコロミーの看板が目に入った。私はボルネオには行ったことがなく、初めて目にするコロミーだった。クチンを擁するサラワク州の麺料理で、当地ではかなり人気があると聞く。せっかくなので一杯食べてみることにした。 汁なし…

雰囲気のいいコピティアムを見つけた。老舗の佇まいと店内の活気に誘われて吸い込まれていく。奥で布フィルターを使ってザブザブとコーヒーを淹れているのが見える。聞いてみると、やはり海南系だという。定番のカヤトーストと半熟卵、それからアイスコーヒ…

ムアルに着いた翌朝、中華系の食堂が多そうなところを歩いていると、大きめの食堂の前でサテを焼いているのが目に入った。まだそんなにおなかが空いてはいなかったので数本だけつまんだらちょうどいいかなと思い、豚肉のサテと腸のサテを頼んで店内に入った。…

ローストした豚肉がおいしいと聞いて行ってみた。街の中心部から少し歩いたところにある。壁に貼ってある新聞記事を見ると、豚肉は瓶（かめ）で蒸し焼きにしているようだ。まるでタンドーリチキンのよう。叉焼麺の上に無造作にのせられたローストポークは見…

亜参魚（アッサムプダス）のおいしいお店。しかし、女将の推しは咖哩魚だ。前回私が彼女の強いプッシュを退けて亜参魚を食べたことを覚えていたようで、私の顔を見るや否や「咖哩魚ね」と。そういうつもりで来たのでそれでお願いした。 スープ部分以外は亜参…

バトゥパハにはおいしいミーレブスのお店がある。ミーレブスはマレー系の麺料理だけど、ここは華人の食堂。壁にあるメニューには漢字で「爪哇面」の文字が見える。中国語ではそう呼ぶらしい。爪哇とはインドネシアのジャワのことなのだそう。 黄色い中華麺に…

夜になって軽く点心をつまみたくなり、小雨の降る中を歩いて出かけた。福香茶室は日が沈む頃から始まる点心のお店。雨が降らなければ路上に並べたテーブルが飲茶を楽しむ人たちで賑わう。自家製の豚の点心はどれもおいしかった。 福香茶室（Fu Xiang Kopitia…

古くて雰囲気のいいコピティアムの店頭でアパムバリックを作っている。地元の人気店のようで客足が絶えない。ケースには「麺煎糕」と書いてある。このお菓子にはたくさんの呼び名がありスタイルも様々で、インドネシアのマルタバマニスなどはパンケーキのよ…

バトゥパハはアッサムプダスのお店が多い。マレー語でアッサムはすっぱい、プダスは辛いという意味。その名の通り、辛くてすっぱいハーブ香る赤いスープだ。バトゥパハで目にするのは魚のものばかりだけど、鶏を使ったものなどもあるらしい。卵焼きや塩卵、…